−与条件の多い、家相を重視した住宅−

提出された与条件は以下のものでした。
1. 工事費は1000万円台
2. 車2台、オートバイ4台の駐車場を確保
3. 地震に強い家
4. 家相を重視した家
5. 全面道路の車の振動を考慮した構造
6. 明るく、暖かい部屋
7. 外壁通気工法で、湿気を考慮
一方で敷地条件はというと、
1.北側都市計画道路→3階建ては建てられない
2.南側川に隣接 →都市条例により南側は深基礎
3.建坪率30%、容積率60%
         →建坪率クリアーの工夫
つまりこの家は、上記のような条件を、
建坪 12坪 容積 24坪 の中で満たさなければ
ならないと言う、 とってもきびしいものでした。

No.7

町田の家

敷地面積

132.25m2(40.08坪) 

建築面積

39.42m2(11.9坪)

延床面積

77.62m2(23.52坪)

竣工

1995年 竣工
掲載雑誌

 

わたしが解決策として提案したのが、
・北側に車2台+バイク4台の大きな駐車場を確保し、仮設テント形式で対応
   (→建坪率をクリアー)
・南側のベランダをパンチングメタルでつくり、1階に日差しを確保する
   (→建坪率をクリアー)
      
結果的に2つの南北の鉄骨の張り出しが建物に外の部屋的な要素を作り出しました。
そしてまた建物内部と外との緩衝地帯が建物の南北を覆うことにより、小さくてもプライバシーの確保と快適な内部空間を生み出すことが出来たのです。

 

 

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